オオスカシバとホシホウジャク

オオスカシバ

2013/11/06(水)曇りのち雨

写真自体は昨日の早朝、西成区の天下茶屋公園のクチナシとオオスカシバの幼虫。今年のオオスカシバ観察もこれで最後になりそうです。この幼虫も明日あたりには黒ずんできて地面に降り土に潜って蛹になりそうです。これまでの観察で分かったことは、幼虫は自分の身の丈に合ったクチナシの葉っぱを食べています。小さい時は若葉を、大きくなるにつれ大きな葉っぱを食べています。最初は若葉の方が美味しそうなのにと思いましたが。幼虫の体の縦縞とふくらみはクチナシの葉の葉脈と盛り上がりにも上手にマッチして葉の縁に沿って留まっていると葉っぱと一体に見えます。尻尾の突起も葉っぱを齧られた後のクチナシの茎の突起のように見えます。擬態の一種なのでしょう。成虫が卵を産むのも目撃しましたが、あちこちの葉っぱに1個づつ間隔を置いて生んでます。共食いを防ぎ、クチナシを全滅させることのないようにと配慮されているように思われます。写真のクチナシもあちこち食べられていますが、そこから新たに若葉も芽吹いています。自然の知恵ですね。

ホシホウジャクこちらは、アベリアの花の蜜を吸うホシホウジャク。一瞬、ハチドリかと思ってしまいます。オオスカシバと同じスズメガの仲間。こちらの食草はヘクソカズラ。オオスカシバは昼行性ですがホシホウジャクはやや夜行性。薄暗い朝方や夕方によく見かけます。通りすがりのとっさの撮影としてはこのあたりが限界です。

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