「音楽」カテゴリーの投稿アーカイブ

ニューフィルハーモニック大阪定期公演+大阪城+お初天神裏参道

2024/2/18(日)晴れたり曇ったり

お天気も下り坂で歩くと汗ばむ暖かさ。チケットをいただき、ニューフィルハーモニック大阪の定期公演を聴きました。会場は大阪ビジネスパークにある「いずみホール」。開演前の舞台。立派なパイプオルガンのあるホールです。

開演前には、ロビーで団員によるミニコンサートも。

オールブラームスプログラムです。バイオリン協奏曲のソリストは日本フィルのソロコンマスの木野雅之さん。使用楽器は恩師ルジェーロ・リッチから譲り受けた1776年製ロレンツォ・ストリオーニとのこと。演奏も素晴らしかったですが、際立つバイオリンの豊かな音色と音量が印象的でした。2001年と思いますが、日本音楽コンクールのバイオリン部門本選会を上野の文化会館で聴いたことがあります。その時の課題曲はブラームスのバイオリン協奏曲でした。本選出場4人で、4回連続でフル編成のオーケストラ付きで聴く貴重な体験でした。楽器的にも負けてソリストの音色がプロのオーケストラに埋もれていると感じる演奏もありました。技術、曲の解釈で優劣つけ難し、後は楽器の良し悪しで順位が決まるということもあるようです。

若い時に購入したリッチのバッハの無伴奏全曲のレコードは何度も聴きました。その後、一部欠損もありますがCD化されたものも持っています。今回の楽器かどうかわかりませんが、明るく華やかな音色を記憶しています。

交響曲3番は、アマチュアオーケストラらしくミスも散見されましたが、久しぶりの生オーケストラを味わったなという印象です。

ビジネスパーク内の読売テレビ前にはコナンのキャラクター像が並んでいます。

コンサートが終わってもまだ陽は高く、大阪城公園西側から天満橋に出て、川沿いに中之島方向へ歩きました。大阪城公園も久しぶりです。こんなのも走ってました。鉄道写真とは言えませんが。

東方向は晴れ間も出ていますが、西方向は意地悪な雲が太陽の行く手を遮ります。お堀にはご座船も運行しています。日曜で人出は多いですが、8割方は外国人の印象です。

中之島も近づいた頃にようやく太陽が顔を出しました。

梅田方向に、お初天神に出て、気になっていたお初天神裏参道に。何軒か覗いて「喜多郎寿し」に。大阪城から1万歩は歩いてますからビールが美味しいです。造り盛り合わせにタラ白子の天ぷら、瓶ビール追加から熱燗2合へ、〆は握り寿司5種。どれも2貫で260円という価格設定。二人ですからちょうどよい組み合わせです。金目、剣先イカ、ホタテ貝柱、シマアジ、赤貝と並んでいます。

この路地裏の地主さんが公募で選りすぐったお店が並んでいます。お初天神裏参道

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テレビ買い替え、外付けHDDの録画データ引っ越し

2024/2/17(土)曇り後晴れ

テレビを買い替えました。10年近く使っているREGZAのフルハイビジョンテレビ32型が別部屋の電灯のONOFFで画面が消えたりと、おそらく基盤、電源系統が劣化しているようでした。置き場所としてはぎりぎりの50型に。同じREGZAですが、型落ちの普通の4K液晶です。西宮ガーデンズJoshinの店舗改装セールで多少は安く手に入った気がします。有機ELは映像が鮮明ですが、写真編集のモニターとしても使いたくて、逆に実際の写真データ以上に鮮明では困ります。耐用年数でも多少劣るようです。量子ドットというのも出てきましたが、まだ高価なのと性能についてまだよくわからないという印象。録画用に2Tの外付けハードディスクもセットで購入。早速、早朝の放送でいつも録画して観ているNHKの「クラシック倶楽部」から、迫昭嘉さんと江口玲さんのピアノデュオでベートーベンの第九の2台のピアノ版を視聴。画面左が迫さん、右側が江口さんですが、ん?何かが違う。迫さんは紙の楽譜で譜めくり担当者付きですが、江口さんはiPADです。専用の譜めくり(改ページ)のスイッチを足元で操作するようです。それはともかく、オーケストラと合唱よりも曲の構成がよくわかる演奏でした。お二人とも芸大の教授でもあり、曲の分析は深いですね。

ところで、テレビには2台の外付けHDDを繋いで録画を楽しんでいましたが、同じメーカーでも互換性が無く、試しに新しいテレビに繋いでも録画内容は認識できず、無情にも初期化しますかとのメッセージ。最近はメーカー共通の規格でテレビ買い替えでも互換性のある外付けHDDが出ているようですが。過去のラグビーワールドカップ2015の日本対南アフリカ戦のように消したくない番組も多数あります。必ず成功の保証はありませんが、ネットワークHDD(ホームサーバー)にダビングを試みました。ダメでもPCのバックアップサーバーとして使えますから、BuffaloのLinkStattion2Tを用意しました。ヨドバシで12000円台。

①ネットワークHDDをWIFIルーターにLANケーブルで接続。PCで認識させて初期設定。パスワードを設定した程度でその他はデフォルトのまま。(例によって詳しくはNETで取説を読めとなっています。)

②新しいREGZAは無線対応しており、すでにWIFI設定済みで、すぐに新しいWIFI機器のネットワークHDDを認識、表示のMacアドレス選択ですんなり接続完了。新しい外付けHDDに録画していたものをダビングして問題なく視聴できました。

③古いREGZAは無線対応していませんからLANケーフルでWIFIルーターに接続。あっさりとネットワークHDDを認識してくれました。

④古いREGZAに使っていた外付けHDD2台を接続。録画データのネットワークHDDへのダビング開始。試しに1本ダビングして新しいREGZAで再生できることを確認。当然ながらすんなり観れました。一度に16本ダビング指定できますが、WIFIか電圧の状態変化なのか、時々ダビングが切れます。それに速度が遅いですね。通常の再生速度よりは早いですが、倍速程度でしょうか。完了には何日かかかりそうですが、とりあえず古いテレビの録画データ救済は成功です。

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堺でドボルザークを聴く

2023/3/5(日)晴れ

堺市立西文化会館ウェスティホールにて久しぶりに生オーケストラを聴きました。ニューフィルハーモニック大阪というアマチュア楽団ですが、レベルの高さを感じる演奏でした。弦楽セレナード、管楽セレナード、交響曲第9番新世界のオールドボルザークプログラムです。

午後1時30分開演で最寄り駅の鳳駅を降りてランチにしようと鳳商店街に入りましたが閑散。どこも閉まっています。しかたなく会場に向かう途中にあったショッピングセンターの喫茶店で軽くランチとしました。

初めて訪れる会場です。規模は大きくありませんが練習室も完備した立派な文化会館です。

演奏会終了後、まだ陽も高く、文化会館とはJR線を隔てて北側の大鳥大社参拝。近づくとカラフルな幟が。そういえば来週日曜から大相撲春場所(大阪場所)が始まります。荒汐部屋がこちらに逗留しているようです。

社殿は平成30年9月の台風で大きな被害を受けて建て直したようです。

ご神木の大きなクスノキ。根が盛り上がって「値(根)が上がる」ということで商売繁盛のご利益があるそうです。消費者としては物価高騰の折り、あまり有難くないですが。

神社には必ずといっていいほどクスノキがあります。それにしても見事な盛り上がり。

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ネットラジオでシューマンのバイオリン協奏曲を聴く

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2016/03/09(水)雨

朝から雨模様。気温も上がらず夜は冷え込んできました。すっかり慣れてきたiPhone6。通勤の行き帰りではもっぱらNHKのネットラジオらじるらじるを聴いています。バックグラウンドで動作しますから聴きながら他のサイトも見れます。FMは残念ながら音質としてはじっくり味わえるレベルではありません。しかし、朝の電車の中で7時半から始まるクラシックカフェではあまり聴いたことの無い曲も解説付きで選択の余地なく聴けますので勉強になります。今朝はシューマンのバイオリン協奏曲をギドン・クレーメルの演奏で聴きました。シューマンのバイオリン協奏曲は存在自体初めてです。解説によれば、ヨアヒムのベートーベンのバイオリン協奏曲を聴いて感動したシューマンがヨアヒムに献呈したのですが、結局演奏されることなく、ヨアヒムの死後、遺品の中から発見されたとのこと。曲はシューマンらしさが見え隠れするものの完成度が低いというか魅力に欠けます。そもそもシューマンはバイオリンの特性をよく知らなかったのではと思います。名手ヨアヒムとしては演奏するに値せずだったのでしょうか。かといって批評もしていませんので、シューマンが気を悪くするのを気遣ったのかと想像したりします。ヨアヒムといえばブラームスの盟友でバイオリン協奏曲のカデンツァも多く残しています。ベートーベンのバイオリン協奏曲も聴くのはほとんどヨアヒムのカデンツァですが、クレーメルは自作のカデンツァを使っています。ヨアヒムの弾かなかったシューマンをクレーメルが弾くのも不思議な感じがします。

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こちらは今宵のカレー。先日終わったはずの津田宇水産の牡蠣がフライで残っていました。温玉もいい感じです。

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Cyprien Katsarisを聴く

シプリアン カツァリス

2013/01/13(日)曇り

久しぶりのコンサートは、西宮の兵庫県立芸術劇場にてシプリアン・カツァリスのピアノリサイタル。20年ほど前NHKの趣味百科で「ショパンを弾く」に出演していらい名前は知っています。その後、ピアノスーパーレッスンのシリーズもスタートしたそのきっかけのような存在でしょうか。ベートーベンのシンフォニー9曲のリストのピアノ編曲版の演奏でも有名です。一度、生で聴きたいと思ってました。表現がふさわしいかどうかはともかく、テクニシャンでは世界のNO1といってもいいと思いますね。ところで、写真は、演奏会終了後のステージ。椅子は斜めになってますが、これは演奏会のときのまま。彼は右側を前に、というか左を引いた状態で座ります。左右もやや右よりでしょうか。状況に応じて座り直したりします。

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今日のメインは、ベートーベンのピアノ協奏曲5番、皇帝のソロバージョン。作曲家でもあり、即興演奏も得意なカツァリスの得意分野でしょうか。

でも、この曲のソロはちょっと無理があるようにも思いました。演奏自体は、立派、上手い、お見事で、来た甲斐があったと言う感じですが。

愛嬌たっぷりで、おそらくは親日家で、常に聴衆を意識して楽しませてくれる演奏です。

 

 

 

 

 

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アンコールはこの3曲。らしさは後の2曲でしょうが。最初の何気なく弾くマズルカは見事でした。

本日使用のピアノはYAMAHA。かつてのリヒテルもYAMAHAを愛用してました。

 

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ゴールドベルク変奏曲7種

2012/02/06(月)雨

スピーカーの修理に成功したおかげで、買ったもののあまり聴いてないCDをあらためて聴くのが楽しみになってます。中学高校の頃は見向きもしなかったバッハのゴールドベルク変奏曲に何年か前から嵌り、折々に買い求めたCDも7枚。最初は、グレングールドの下のマレイ・ペライヤのピアノで火がつき、その右の管弦楽版に行き、やはり原曲に近いハープシコード版をとレオンハルト(左下)の演奏へ。そして、変り種のアコーデオン版(下段中央)にも。でも、やはり、この曲の再発見者グレン・グールド版も外せないませんね。1955年の録音ですが、半世紀以上経っても色あせません。

どれもお勧めですが、しいて1枚挙げるとするとMika Vayrynenのアコーデオン版でしょうか。珍しさもありますが、アコーデオンでも弾いてやるんだどいう情熱と曲に対する愛情を感じます。

最初と最後のテーマのアリアとその間の30の変奏曲から成りますが、通しで演奏すると1時間くらい。なかなか、通しで聴く余裕は無いですが、何曲か一部だけ聴いてもそれはそれでOK感じ。気分に合わせて今日はあそこを聴こうとか、また、逆に気分を建て直すのにも有効です。フラクタル構造だという数学者もいるようですが、とにかく眠れぬ貴族のために作曲したとも言われる曲ですが、聴けば聴くほど眠れなくなる不思議な曲です。

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YAMAHA690Ⅲ復活

2012/01/08(日)晴れ

もう35年くらい前に購入したスピーカー、YAMAHA690Ⅲのウーファーの修理に着手。

確か、1本7万円以上して、当時、月賦で苦労して購入したにもかかわらず、まともなアンプで聴くこともなく、そのうちレコードの時代も終わり、ずっとインテリア物置になってました。

何年か前に、だめもとでミニコンポに繋いで見るとなんとか音がるのですが、なんだかシャーシャーと異音がするので開けて見るとウーファーのウレタンのエッジが完全に劣化してぼろぼろでした。しばらく、冷凍の蟹についていたスポンジを洗って乾かして詰めたりしましたが症状は改善せず。ネットで調べると正に私と同じ機種で同じ症状の方が何人もいらっしゃるようで、皆さん苦労して修復しているようです。セーム皮、シリコンゴムが有力でしたが、ホームセンターで見つけた厚さ1mmのゴムシートでチャレンジすることに。

コーンとゴムの接着部分を押さえるツールが無く、少々不安ですが、何とか形になったようです。

それにしても、くそ重たい代物です。それになんとも強力な磁石です。

少々、接着材がはみ出したりして醜くなりました。

さて、音の方はというと、シャーシャー音が消えいつも聴いていたCDも、別物かと思うくらいにキレのある音になりました。

おそらく、ツィーターやスコーカーも手入れすればもっと良くなるのでしょうが、とりあえずは満足。

アンプは1年ほど前に、それなりにパワーのあるのを購入。

30数年ぶりに、やっと日の目を見たという感じです。

 

 

正月に食べることのなかったナバナが満開となりました。

復旧したYAMAHA690Ⅲをバックに気分も晴れやか。

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「Walty堂島」で半額CDゲット

2010/12/14(火)曇り

堂地下の地下鉄西梅田駅付近から大阪駅前第一ビルに入ると地下1階と2階に分かれる階段が有り、1階側を登ってすぐに「Walty堂島」というCDショップがあります。そこがなんと閉店(営業一時停止)らしく、在庫一掃セールで半額。11月半ばからセールが始まっているようで、棚の半分以上は空になっています。思わず定価なら買い控えたであろうあまり知らない楽曲を含め4枚をゲットしました。

 

閉店の理由は、ジャズの担当者が退職したため、とのこと。私はクラシックの方ですが、当店は廃盤などのレア物も扱っているようで詳しい人がいなくなると営業ができないようです。

昔よく行った梅田の御堂筋沿いにあった大月楽器でも、レコードは視聴して購入したし、店にはやたら詳しい担当者がいたものです。「カンタータの何番か判らへんけど、この間NHKの名曲アルバムでやってたやつ」と言うと、たちまち「それは147番やね」とアルヒーフ盤を出してくれたのを思い出します。

 

私はあまり行きませんでしたが、倒産した「ワルツ堂」の関係者が始めたお店のようです。そのポリシーは受け継いでいるようで、単に品物を揃えているだけではないということです。

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